大切な方の最後の時間を共に過ごすご家族にとって、これからどんな変化があるのかわからないことは大きな不安となります。身体や心にどんな変化があって、その時に家族には何ができるのか。不安を少しでも軽減していただくために、私たちは冊子とリーフレットを作成してお渡ししています。
時期にあわせて順番にお渡しするようにしていますので、ご安心ください。
(冊子の作成にあたっては、メトロポリタンホスピタル・松山ベテル病院・医療法人ゆうの森たんぽぽクリニックの皆様が作成された文章を一部改定して使わせていただいております)

お問い合せが増えましたので、当院で使用している冊子とリーフレットをおわけすることにしました。
購入ボタンよりご購入下さい。

3冊の順番と渡し方



大切な人との別れの準備
残りの時間に限りがあることがわかり、今後の在宅療養に不安を感じるご家族にお渡ししています。
水分や食べ物への興味が減る、社会への関心が薄くなる、…など、今後肉体や感情、魂や精神におとずれるサインや変化、それにどのように対応したらよいのかを記述しています。
ご家族から“今後どうなっていくのか不安”というような言葉が出るタイミングでお渡しするのが、もっとも良いと考えています。残り時間が短いことが予想される時には病院での退院カンファレンスや、初回訪問時に別室でお話をすることもあります。いろいろな変化が起こる前にお渡ししておくと、ご家族に役立ちます。


※オレンジのみの注文はお受けしていません。
住み慣れたご自宅でご家族を看取られる方へ残りの時間が週単位~日単位に近づいていく頃に今後のこととしてお渡ししています。
日単位となった時に見られるいくつかの兆候がリストのように箇条書きで並んでおり、そのリストをチェックしていくことで、ご家族がいよいよ別れの時が近いことをご理解していただくためのシートです。

       
※紫のみの注文はお受けしていません。                                                              
大切な人の旅立ちの時
いよいよ別れの時が近づいた時にお渡ししています。
旅立ちの時の身体の変化について具体的に記述してあります。
静かに自宅で看取られたい方の場合に、ご家族のできることなどを記述しています。

       

                                                         
「大切な人との別れシリーズ3冊」

※郵送・ご請求は「一般財団法人Peace Co」からお送りさせていただきます。

出版物の販売はオンラインストアSTORESを使用しております。

https://mm157.stores.jp/
ご購入の際はオンラインストアSTORESからの購入となりますのでよろしくお願い致します。

  • 人が、亡くなるまでの過程とその捉え方とできることを具体的に書いてあるのでわかりやすかった。その表現がソフトなので、読んだ人が受け入れやすいのではないかと思われた。食べ物への興味などは、人によっても差があり食欲はあっても病気で食べれない事もあると思う。挿絵は優しい色でいいと思う。(看護師)
  • いつかは身近な人の死に直面するのを解っていてもいざそうなると冷静さを失うものだと思います。私の身近でもそういう方がおられました。その方の親御さんが亡くなる数週間前から食べ物、飲み物をうけつけなくなりました。けれども娘さんは何とか食べてもらって少しでも長く生きてほしいと時間と愛情をかけ、懸命に食事介助されていました。食べられても1~2口程度でその後は吸引が待っています。側で見ることがあったのですが、お二人ともに辛そうに思えました。私がこの本を知っていたら、お渡しできたのではないかと思いました。自分の子供にもこの本を読んでもらい、私が死にゆく時には無理せず自然に穏やかに時をすごし、静かに見送ってほしいと伝えておきたいと思いました。(一般)
  • この本に書かれているように、いろいろな体の変化が、“この世を去る準備”と誰もが考えることができたら、大切な思い出を胸に素直に『さようなら』『ありがとう』が言えるのだろうと思います。ぜひ、多くの人に読んでいただきたいと思いました。実際その場に立たされた時に、どこまで理解できるかはわかりませんが、いつでもそばにいて安心させてあげたいとあらためて感じました。逆に私が去ることに対し、不安、恐怖があります。誰かにいてほしい、常に私の体に触れていてほしい、一人ぼっちではないと感じていたいとおもっていましたので、自分の娘にもいつか読んでいてほしいと思いました。自分の住み慣れた家で去っていけることを望みます。(看護師)
  • 今まで折々のタイミングで、口答で伝えたりしている点について、穏やかな文面でご家族に伝えられる、という利点があると思いました。本日、看取りに入るご家族との面談があったところでしたので、利用できればと思いました。混乱期にあるご家族の中には文章を読む心の余裕もない方もおられますので、その際には有効でないようにも思えます。ケースバイケースで、やはり、このような本がある方が対人援助の助けになるように思います。(ケアマネジャー)
  • 大勢の方が、自分の家、布団で最後を迎える事を望んでいると思います。でも、家族にとっては不安が大きいので、それをかなえてあげられる人は、ごく一部だと思います。この絵本を読んでおくと、不安も小さくなって送る方も送られる方も幸せな最後を迎える事ができると思います。送る側の絵本を読んだので次は送られる側の絵本を若いうちに読んでみたいと思いました。心構えができれば怖くないかも・・是非作って下さい。(介護士)
  • 家族にとって、大切な人を失う前というのは、その事実を受け止めることや今後どうなっていくのだろうという不安で押し潰されそうになると思います。そんな中一呼吸おき、この本を読むことで、優しい語りかけで、しっかりと具体的に死についての準備教育ができるのではないかと思いました。不安の中でもすっと語りが体に入っていくといった感じで、今後そのような状況にいる家族に対してすすめていきたいと思いました。また、私自身も父を亡くしましたが、その時にこの本に出会っていたかったと思いました。本人や家族にとっての大切な時間を後悔のないように過ごしていただきたいです。(ケアマネージャー)
  • 看護師として読むと一つ一つ終末期看護の授業で学んできたことだなと振り返る事が出来ました。日々病棟で、医療行為に目が行きがちで一つの反省にもなりました。
    一般の家族として読むと、誰もが人の死を経験している訳ではないと思うので、この本により勉強になると思います。ただタイトルも「大切な人との別れの準備」ですから「別れ」を受容できていないと読みたくないかもしれません。このパンフレットを渡されることも辛いことかもしれません。『死に逝く人をこの気持から開放して安心させてあげるとは~』の文章が、胸に響きました。しかし、肉親や、子供、夫などに対して、泣いてすがって、死なないでと、言ってしまいそうな気もします。(看護師)