簡単に連番を振りたい
 
表を作る上でよく連続した番号を振りますね。では、その番号、1つ1つ手入力しなくてはいけないのでしょうか?
実はExcelには、簡単に連番を振る機能があります。ぜひ覚えて活用してみましょう。

A1のセルに「1」と入力してEnterキーで確定(この時点でA2にアクティブセルが移動している)し、もう一度A1をクリックしたところです。

よく見ると、セルの右下に■が見えます。これは「フィルハンドル」といいます。

フィルハンドルにきちんとマウスポインターが重なると、いつもとは違う形(+)に変化します。
   
そのまま下方向にドラッグします。ここでは10行目までドラッグしてみました。
すると「数字の1」がコピーされてしまいました。これでは連番になりませんね。
そこで、このマークに注目してください。これは「オートフィルオプションボタン」といいます。
@オートフィルオプションボタンをクリックします。
A「連続データ」をクリックします。

(Excelのバージョンが低かったり、設定内容によってオートフィルオプションボタンが出ないことがあります。この場合、Ctrlキーを押しながらBの操作をしてみてください。)

連続した番号に変わりました。
もし行き過ぎてしまった場合は、数字を減らしたい分だけフィルハンドルを逆方向(この例では上へ)ドラッグします。

フィルハンドルは、横方向にもドラック゛することができます。

また数字だけでなく、月や曜日など、規則性をもった文字列をドラッグすると、自動的に内容が入力されるものもあります。(この場合、オートフィルオプションボタンでの操作は必要ありません。)
 
  行を挿入するには?
 


「表を作成している途中や完成してしまった後などに、行を追加したい場合はどのようにすればよいのでしょうか?」というご質問をいただきましたのでご紹介します。


例として、6行目と7行目の間(エンドウさんとカキウチさんの間)に、1行追加したいと思います。

まず、追加したい場所の行番号を右クリックします。(最終的に、ここで右クリックした行のすぐ上に1行挿入されます。)
   

挿入をクリックします。(もしくはキーボードの I (アイ)を押します。)

エンドウさんとカキウチさんの間に1行挿入されました。

複数行挿入したい場合は、Cの手順の直後にキーボードの「F4」キー(直前の操作を繰り返すショートカット)を押すと、押した回数分さらに1行ずつ追加することができます。

また、必要な行数分ドラッグしておいてから右クリック→挿入(もしくはキーボードの I を押す)と操作することで、複数行をまとめて挿入することができます。

不要な行を削除するには、削除したい行番号を右クリック(複数行ある場合は、削除したい行番号をドラッグしてから右クリック)し、削除をクリックします。
 
  便利な『元に戻す』ボタン
 


どんなに注意深く作業をしていても、「あっ!!!しまった〜!!」ということはよくあることです。
簡単な操作ならすぐにやり直すこともできますが、もしも時間をかけて作ったものが、たった一回の操作間違いでパァでは、がっくりきますよね。
また、今やった作業の取り消し方そのものが分からない場合もあります。

そんな時のために、ソフトによっては「元に戻す」という、とても便利なボタンが備わっています。

ここでは「Excel」を例に説明していますが、Wordや他のソフトでも同じボタンが用意されていることが多いので、ぜひ覚えておくと良いでしょう。


例えばこのような表があるとします。

「広島」の行は必要ないので、この行を消去してしまいたいと思います。(行の削除方法については、ここでは省略します。)

ところが、うっかり「広島」のすぐ上の「名古屋」を消してしまいました。この部分を全部入力し直さなくてはならないのでしょうか?

   

そんな時に便利なのが、この「元に戻す」ボタンです。

一回クリックしてみましょう。

間違えて消してしまった「名古屋」の行が、元に戻りました。

この後、正しい作業をすれば良いわけです。

『元に戻す』ボタンは、一回押すごとに自分が操作してきた作業内容を、一つずつ戻っていきます。

ただし、パソコンが覚えている限りの段階にまでしか戻れません。

反対向きの矢印は「やり直し」ボタンです。(元に戻すボタンを押した後に使える状態になります。)

これは、「元に戻す」ボタンで作業を取り消し過ぎた時に使います。こちらも一回押すごとに、1作業ずつ戻ります。

 
  範囲選択で楽々セル移動
 
下でご紹介したTabキーを使ってのセルの移動の他に、もう一つ知っていると便利なセルの移動方法をご紹介します。

まず、今から入力したいセルをドラック゛(マウスの左ボタンを押しっぱなしにして動かす)して、範囲選択をします。

横方向に一行だけ選択した場合は、「Enter」キーを押すと、入力可能なセル(白抜きになっている)が図のように右へ右へと移動していきます。

次に、行を増やしてみましょう。

すると、今度は矢印のようにジグザグに進んでいきます。

このように、先に範囲選択することで、さらに入力が楽になります。

数値などを連続して入力するときに重宝しますね。

 
  Tab(タブ)キーで楽々セル移動
 
Tabキーを使って、入力を少しだけ楽にする方法です。

Excelで数値などを入力する時に、「Enterキー」を押すと、アクティブセル(太い線で囲まれたセル)は、に向かって移動します。

けれど時には横に向かって移動させたほうが素早く入力できるものもありますね。その時わざわざマウスを持ってとなりのセルに移動させるのは面倒です。

そこで「Tabキー」を使ってみましょう。アクティブセルは、に移動していきます。

「Enter」と「Tab」を使い分けることで、入力が楽になりますね。