簡単に計算結果を調べる(オートカルク)
 


表の中の数字を足したり、最大値や平均値をを求めたりするのには「関数」を利用し ますが、 実は関数を使わなくてもごく簡単にそれらを調べる方法があります。

オートカルクといって選択したセル範囲の合計や平均などをステータスバー(ウィン ドゥ下)に表示する機能です。


次のような表があり、B列の合計を求めたいと思います。

まずB列の数値をドラッグします。そして画面右下のほうに注目してみてください。

ステータスバーに「合計=62」と出ています。今ドラッグして選択した部分の合計です。

ここに表示させる項目は、変更することもできます。ステータスバーの上で「右クリック」し、求めたい値にチェックマークを入れます。

「最大値」を選択すると、先ほどの表の中の、最大値「11」が表示されました。(Excel2007以降は、さらに選択肢が増えています)

 
  広い範囲を選択するには?
 


せまい範囲を選択するには、セルをドラッグをするのが一般的ですが、広い範囲になるとかなり大変ですね。

ここでは、セル範囲の選択方法を3つご紹介します。(いずれも「A1からO(オー)10」を選択するものとします。)


まず、最初のセル(A1)をクリックし、アクティブセルにします。

そして「Shift」を押しながら、最後のセル(O10)をクリックします。

また「名前ボックス」に、直接セル範囲を入力する方法もあります。

この場合、アルファベットは大文字でも小文字でもOKです。

図の場所に「A1:O10」と入力してEnterキーを押します。。

続いて、ショートカット「ジャンプ」を使う方法です。

@最初のセル(A1)をアクティブセルにします。

A「Ctrl」を押しながら「G」を押します。(ジャンプのショートカットです)

B参照先に最後のセル(O10)を入力します。

C「Shift」を押しながら「OK」をクリックします。

 
  直前の操作を繰り返す
 


エクセルで表などを作成していて、「今の設定を次のセルにも適用したい」というとき、設定を一からやり直すのは時間もかかり、面倒ですね。ファンクションキーを使うことで、直前の作業を繰り返すことができます。

なお、この方法はWordなど、他のOffice製品でも使うことができます。


(例)「第一期」と書いてある「A2」のセルを右クリックして、「セルの書式設定」

ここでは「MS Pゴシック・フォントサイズ14・太字斜体」「セルの網掛け=黄色」に設定してみました。

「OK」をクリックすると、A2のセルが設定どおりに変更されました。

「第二期〜第四期」まで、全く同じ設定にしたいと思います。

セル「B2からD2」を、ドラッグ(マウスの左ボタンを押したまま動かす)します。

キーボード上部にあるファンションキーのうち「F4」を押します。

「F4」キーは、この場合は「直前の作業を繰り返す」役割を果たします。

そのため、間に別の作業をしてしまったら、その作業を繰り返すことになってしまうので、注意が必要です。

 
  細くて見栄えのいい枠線を作る
 


罫線で枠線を作る時に、印刷するとどうも思っていたよりも表の中の線が太くて、いま一つすっきりしない・・ということはありませんか?

セルの書式設定で、かなり細い線で作ることができます。


まず、罫線を引きたい部分を選択します。


その選択部分の中で「右クリック」。そして「セルの書式設定」をクリックします。


「罫線」タブをクリックします。

ここでは外枠はやや太めの実線を選びました。

そして表の中の線は、赤い枠で囲ってある「-------」を選びます。

「OK」をクリックします。

見た目には点線に見えますが、印刷をすると細くてきれいな「実線」になります。

 
  セルの中で改行する
 


エクセルで表などを作っているときに、レイアウト上どうしても一つのセルの中で改行したいことはありませんか?

普通は「セルの書式設定」の中の「配置」で「折り返して全体を表示」にチェックを入れますが、キー操作だけで簡単にできる方法があります。


改行しないと、セルを飛び出しているように見えますが、実際に印刷をするときちんと全部出てきます。

また、改行のつもりで普通にEnterキーを押しても、続きはすぐ下のセルに入ってしまいます。


セルの中で改行するには、改行したい場所で「Altキー」を押しながら「Enterキー」を押します。

さらにEnterを押せば、そのセルは確定されます。


一つのセルの中できちんと改行されているのが分かります。

長い文章だと、セルの幅に合わせて勝手に何行にもなってしまうので、その場合はセルの幅を調節、もしくはフォントサイズを小さくしましょう。