パソコンを買い替えたらプリンターが使えない!?
 


最近ニュースにもなっていますが、マイクロソフト社のOS(基本ソフト)の一つ、Windows XPのサポートが2014年4月9日に終了します。(詳細はこちら)
それに伴って、パソコンの買い替えを検討されている方も多いと思います。

ところで、今までパソコンに繋いでいたプリンターはどうなるのでしょうか?
後で詳しく説明しますが、そのまま新しいパソコンにケーブルを繋ぎ替えるだけでは使えません。

そこでプリンターも買い替えないといけないかと言うと、実は新しいパソコンでも使える可能性は十分にあるのです。

今回は、その方法について解説します。


まず重要なことは、パソコンとプリンターを単にケーブルで繋ぐだけでは、プリンターは使えないということです。プリンタードライバーというものをインストールし、パソコンに「プリンターが繋がれました」と認識させて初めて使えるようになります。

パソコンのOS(基本ソフト)が変わった場合、プリンタードライバーもそのOS専用のものが必要になります。

多くの場合、プリンターを購入した時にドライバー(CD)が同梱されていたと思いますが、それはその当時販売されていたパソコンのOSに合わせたもので、最新のOS(2013年5月現在)のWindows8では使えないと考えて間違いないでしょう。
新しいパソコンのOSに対応したプリンタードライバーを手に入れる方法はいくつかありますが、メーカーのホームページからダウンロードするのが一番早くて確実です。

まずは、自分が使うパソコンのOSを正しく知ることが必要になります。
OSの確認の仕方を見てみましょう。(Windows7・8)
Windows7の場合

Windows8の場合
Windowsのエディションとシステムの種類を確認します。(どこかに控えておくと便利です。)システムの種類にはそれぞれ「32ビット」「64ビット」の2種類があります。
Windows7の例(クリックで拡大)

Windows8の例(クリックで拡大)  
 
YAHOO!などの検索窓に、「プリンターのメーカー名 型番 ドライバー」を入力します。

ここでは例として、Windows8の64ビット機にインストールする、CANON MP610という型番のドライバーを探してみます。

検索の結果、ドライバーを提供しているメーカーのページに行きつきます。

ここで、Bで控えておいたOSのエディションとシステムの種類を選択します。(同じWindows8でも、32ビット版もあるところに注目。間違えると途中でインストールが止まったり、インストールできてもプリンターが動作しなかったりします。)

「ドライバー」のリンクをクリックし、ダウンロードのボタンを押します。
画面下部の「実行」ボタンをクリックした後は、出てくる手順に従って進めて行きます。

【注】Windows8は発売されてまだ日が浅いため、メーカーの対応が遅れている場合があります。しばらく日が経つとドライバーが提供されることもあります。ただしメーカーが「対応の予定はありません」と明記していれば、プリンターの買い替えを考えた方が良いでしょう。
またインターネット上には、ビット数が合っていれば、Windows8に、7のドライバーをインストールして動作したというような書き込みもありますが、これはあくまでも自己責任となります。