簡単なインク節約の技
 


プリンターのインク代は結構お高めですね。できれば節約したいものです。
そこで、簡単な設定でインクを節約する方法をお教えします。

年賀状などのきちんとした印刷物には不向きですが、試し刷りなど、印刷結果にこだわらない場合にはぜひお勧めです。

なお、ここでは「CANON PIXUS MP500」というプリンターの画面を使って説明します。みなさんがお持ちのプリンターの画面とは違っていると思いますが、基本的な操作方法はほとんど同じですので、似たような項目を探して操作してみてください。


例としてWordの印刷画面を挙げています。

プリンターの名前が表示されている近くに「プリンターのプロパティ」という項目がありますので、ここをクリックします。

なお、使っているソフトによっては
・プロパティ
・プリンター設定
・プリンターのオプション
・詳細設定


などの呼び方の場合があります。探してクリックしてみましょう。
(プリンター名)のプロパティ画面が表示されます。
@基本設定のタブをクリックすると、用紙の種類や給紙方法を選ぶなど、印刷の基本的な設定をするページが表示されます。

その中に印刷の品質に係わる項目があります。
通常は「標準」や「推奨設定」などになっていますが、ここをA「速い」に切り替えてみましょう。

印刷結果は薄く・荒くなりますが、これだけでずいぶん節約になります。
黒い文字のみの印刷でも、カラーインクを混ぜ合わせて黒を発色させていることがあります。

そこで、誤字のチェックだけなどカラー印刷の必要がない場合は、「モノクロ印刷」を利用してみましょう。

すると基本的に黒専用のインクだけが使われるようになり、カラーインクを節約することができます。(メーカーや機種、用紙設定などによっては、モノクロ印刷ができないものもあります。)
さらに細かい設定をしたい場合は、マニュアル調整を行ってみましょう。インクの濃度を調整できます。
EPSONの場合「モード設定」→「詳細設定」→「エコノミー」で、同じような結果を得られます。

・各色のスライドレバーを「弱く」の方へドラッグする。
・濃度を薄くする。
・明るさを、通常から「明るく」へ変更する。

などの設定をすることで、よりインクを節約できます。ただし、印刷結果はかなり薄くなります。

「お気に入り」登録の機能があれば、インク節約用の設定を保存しておき、いつでも呼び出すことができます。

『試し刷り用』などと名前を付けておくと分かりやすいですね。

またあれこれ設定を触っていて、いざ元の状態に戻すことができなくなってしまった時は、どこかに「標準に戻す」あるいは「初期値に戻す」などのボタンが用意されています。
1からじっくりやり直した方が早い場合もあるので、活用してみてください。