ファイルの保存先をコンピューター優先にしたい
 


Word2013でファイルに名前を付けて保存する時、コンピューター(ドキュメントやデスクトップなど)に保存したいのに、SkyDrive(インターネット上の保存先)が一番目立つ場所に表示されています。
これには理由があるのですが、何度もクリックして保存先を選び直すのは面倒です。そこで今回は、保存先をSkydrive優先からコンピューター優先に変更する方法をお教えします。(Excel2013も同じ方法で変更ができます。)


「ファイル」→「名前を付けて保存」の順にクリックすると、このようにSkyDriveが優先で表示されます。
少し理由を説明しましょう。

前述したように、SkyDriveは、インターネット上にデータを保存するしくみです。
インターネットにさえ繋がれば、どこにいても、また違うパソコンからでもファイルを呼び出すことができるという利点があります。
マイクロソフト(Windowsを作った会社)が、Windows8はインターネットに繋いで使うことを前提と考えていることもあり、ファイルの保存先はSkyDrive優先にということになったのです。

さて、元の設定のまま、例として自分のパソコンのデスクトップにファイルを保存しようとした場合、@の図にある「コンピューター」→「参照」をクリックし、さらにその中からデスクトップを選択しなければなりません。
便利な「最近使用したフォルダー」という機能もありますが、それでも毎回パソコン上に保存したい時は、とても面倒です。

そこで、ファイルの保存先をSkyDrive優先ではなく、コンピューター(自分が今使っているパソコン)を優先するように設定を変えてみましょう。
Word2013を起動して画面左上の「ファイル」をクリックすると、こちらの画面が開きます。左下の「オプション」をクリックします。
「Wordのオプション」画面が開きます。
@「保存」をクリックし、A「既定でコンピューターに保存する」の□をクリックして、チェックマークを入れます。その後、OKをクリックします。
次回から「ファイル」→「名前を付けて保存」とクリックすると、こちらのように「コンピューター」が優先されて表示されるようになります。
もう少し便利に使えるようにしましょう。
「最近使用したフォルダー」は順次最新のものと入れ替わっていきますが、入れ替わらせたくないものがあれば@そのフォルダーを右クリックし、A一覧に固定をクリックすることで、常に表示されるようになります。
 
  Word2013で、白紙からスタートさせるには?
 


最近(2013年11月現在)Windows8のパソコンを購入された方は、Office製品(WordやExcelなどのセット)の「2013」というバージョンが入っている場合が多いと思います。
従来のWord2007やWord2010と操作が大きく変わってしまって困るというほどの変更点はありませんので安心してください。

ところが早速使ってみようとすると、「白紙」ではなく、何やら見慣れない画面が開きます。
これは「テンプレート」といい、実用的な文書が簡単に作れるようにあらかじめデザインが出来上がっている"ひな形"です。もちろん無料で使うことができます。

しかし、従来通り毎回「白紙」から始めたい人にとっては、ちょっと面倒ですね。
そこで、今回はこのテンプレート画面を飛ばして、白紙からスタートさせる方法をご紹介します。


こちらがテンプレート画面です。
左上の「白紙の文書」をクリックすることで、従来通りの(A4の白紙の用紙が、縦に1枚セットされた状態)画面が開きます。

白紙の用紙が開いたら、画面左上の「ファイル」をクリックします。

画面左下の「オプション」をクリックします。
「Wordのオプション」画面が開きます。
@「基本設定」が選択されていることを確認し、A「このアプリケーションの起動時にスタート画面を表示する」のチェックマークをクリックして外します。
@チェックマークが外れているのを確認してから、AOKボタンをクリックします。
一度Wordを終了させる(画面右上の×をクリック)と、次回からテンプレートの画面を飛ばしてこの白紙の状態からスタートさせることができます。
なお、この設定はExcelも共通ですので、そちらも設定を変えたい方は同様に操作してみてください。
 
  ホームタブの中のボタンを使ってみよう
 


Wordのホームタブには、主に書式(文字の体裁)設定に関係するボタンが並んでいます。
その中から、便利で、しかも簡単に使えるおすすめ機能をいくつかご紹介します。


まず忘れてはいけないのは、書式に変更を加える場合、その部分を範囲選択しておくことです。(一部その必要がないものもありますが、ここでは全て"範囲選択"から開始することとします。)

まずはマウスでその部分をドラッグしましょう。なぞった部分の色が変わります。

次に、よく使う書式のおさらいをしておきましょう。(右側に▼が付いているものは、クリックすることで、選択肢が現れます。)

文字を目立たせるのに便利な機能です。
箇条書きに便利な機能です。
文頭の記号は、▼をクリックして変更することができます。

「インデント」は、行頭に空白を挿入して文字を全体的に右に寄せる(横書きの場合)機能です。クリックした回数分、右に寄っていきます。(反対方向をクリックすると戻る。)

複数行ある場合は、それらをまとめて選択状態にしてからインデントのボタンをクリックしてみましょう。スペースキーを連打して空白を入れるより、簡単・きれいに寄せることができます。
一部分だけ行間を変更したい場合は、範囲選択をした後、このボタンをクリックしてみましょう。
たくさんの書式を設定していざ元に戻したいと思った時に、一つ一つ解除していくのは大変です。その場合「書式のクリア」が便利です。

@書式を解除したい部分を範囲選択し、A「書式のクリア」ボタンをクリック。
B全ての書式が解除され、初期設定に戻る。
 
  ツールバーを簡単に表示させよう
 


ワードにはたくさんのツールバー(ツール=道具・バー=棒)があり、作業の内容に応じて使い分けをしていますが、それを簡単に表示させる方法です。


Wordの画面の右上あたりの何もないところで右クリックします。

四角の中にチェックマークが入っているものは、現在表示されているツールバーです。

このチェックマークを入れたり外したりして、実際にどのバーが何という名前なのか確認してみましょう。

 
  画面に出てくるイルカなどのイラストを消したい
 


Wordを立ち上げた時に(Excelも共通)、画面上にイルカや犬などが出てくることがあると思います。

これはOfficeアシスタントと言って、操作方法等を調べたい時に吹き出し部分に質問のキーワードを入れると、アニメーションで動いて検索が楽しくなるというものなのですが、これが邪魔だから消したいという方も結構いらっしゃるようです。


Officeアシスタントの一つです。

検索時の質問文はごく短く、キーワードを取り入れて入力しないとうまくいかないことが多いようです。

これ自体はドラッグ(イラストの上でマウスの左ボタンを押したまま引きずる)で、画面上のどこにでも移動することができます。

Officeアシスタントを消したい時は、イラストの上で(この場合はイルカの上で)右クリックをし、さらに表示しないをクリックすれば画面から消えます。

逆に、表示させたい時は「ヘルプ」「Officeアシスタントを表示する」をクリックすればOKです。

Officeアシスタントの種類はいくつかあり、変更することもできます。

今出ているOfficeアシスタントの上で右クリックし、「アシスタントの変更」で自分のお気に入りのキャラクターを選択します。