一時的に画面を拡大する(拡大鏡)

画面に表示されている文字やアイコンが小さくて見えにくい時、一時的に画面を拡大する方法があります。(常に表示を拡大したい場合は、別の方法になります。)

なお、この手順はWindows7・8での操作方法となります。Vista以前のOSをお使いの方は「Vista 拡大鏡」のようなキーワードで検索すると、掲載されているページが多数ヒットしますのでそちらをご参照ください。

キーボードの「windowsキー」を押しながら「+」を押します。(Shiftキー等との組み合わせは不要。)

「+」は、ひらがなの「れ」のキーでも、テンキー(数字専用の電卓のようなキー)の「+」でもOKです。

画面全体が拡大表示されます。
そのままマウスを滑らせるように動かすと、画面もその動きに付いてきます。

このまま使ってももちろんOKですが、どこを見ているか全体像が分かりにくいという場合は、必要な部分だけを拡大することもできます。
画面上の虫眼鏡のアイコンをクリックしてみましょう。
「拡大鏡」というウィンドウが開きます。
「表示」→「レンズ」の順にクリックします。
見たい部分にマウスを移動すると、その部分だけが拡大されて見えます。ちょうど、本物の虫眼鏡で見ているような感じです。
「表示」→「固定」を選んだ場合は画面が2分割されます。
下は通常の表示サイズの画面が固定され、上に拡大された画面が表示されます。
拡大表示を終了したい時は
・「拡大鏡」のウィンドウを×で閉じる。もしくは、
・Windowsキーを押しながらEsc(エスケープキー)を押します。
 
  ファイル(フォルダー)の複数選択の便利技

複数のファイルやフォルダーを選択状態にする時、「すべて選択」するには、ボタンが用意されていたり、キーボードの「Ctrl」を押しながら「A」を押すという手段がありますが、飛び飛びに選択したい場合は少々コツが要ります。

そこで、ファイルやフォルダーを複数選択する場合に便利な技をご紹介します。

通常の複数選択の方法は、まず1つめのファイル(フォルダー)をそのままクリックし、2つめ以降は「Ctrlキー」を押したままクリックしていきます。

ただしうっかりそのままマウスをドラッグすると、選択項目のコピーとなってしまい、ファイルやフォルダーがごっそり増殖してしまうという失敗の元になったりします。

(すぐに「Ctrlキー」を押しながら「Z」を押すと、誤ってコピーしてしまったファイルをゴミ箱に移すことができます。)

ではCtrlキーを使わずに、ファイルやフォルダーを複数選択する方法をご紹介します。例として、マイピクチャーの中にある写真フォルダーを開いてみます。

まず「Altキー」を押してメニューバーを表示させ、ツールをクリックします。
◆8の場合は、そのまま「表示タブ」をクリックし、「項目チェックボックス」をONにするだけで、以降の手順は省略できます。
フォルダーオプションをクリックします。
@表示タブをクリックし、 Aファイルおよびフォルダーの項目の中のチェックボックスを使用して項目を選択するにチェックマークを入れます。
最後に、 BOKボタンをクリックします。
ファイル(フォルダー)にマウスを乗せると、チェックボックスが現れるようになるので、必要なものにチェックを入れていきます。

注意点として、チェックボックス以外の場所をクリックすると、それまで付けていたチェックが全て解除されてしまいます。必ずチェックボックス内でクリックするようにしましょう。
デジカメで撮影した写真をパソコンにコピーする時など、じっくり写真を選びながら選択するのに便利ですね。

また、チェックボックス機能をONにしたままでも、従来の選択方法で複数選択することも可能です。状況に応じて使い分けてみてください。
 
  更新プログラムをインストールせずに電源を切る

Windows7でパソコンの電源を切ろうとした時に、「シャットダウン」のボタンの横に黄色い「!」が出ているのを見かけたことはありませんか?

これは、パソコンの状態を最新に保つための機能の一つで、インターネットを通じて必要なもの(更新プログラム)をパソコンに組み込もうとしているところです。このままシャットダウンすれば、しばらく時間をおいて自動的に電源が切れます。

ところが、長期間インターネットに接続していなかったり、更新プログラムが大量にある場合などは、電源が切れるまでに長い時間を必要とする場合があります。しかし、途中で強制的に電源を切ると、パソコンがトラブルに見舞われる原因になることもあります。急いでいる時などは困ることがあるかもしれません。

そこで、「更新プログラムをインストールせずに」電源を切る方法をお教えします。

黄色い「!」が出ている時にこのままシャットダウンすれば、更新プログラムが適用された後、自動的に電源が切れます。場合によっては時間がかかることがあります。
しかし、急いでいる時など、更新プログラムのインストールをせずに電源を切りたいと思っても、選択項目の中には見当たりません。
更新プログラムをインストールせずにシャットダウンするには、次のように操作します。
@デスクトップの何もないところでクリックします。
Aキーボードの「Alt」キーを押しながら、「F4」キーを押します。
 
「Windowsのシャットダウン」の画面が出ます。「更新プログラムをインストールしてシャットダウン」の右の▼をクリックします。
「シャットダウン」をクリックします。
「シャットダウン」が選択されていることを確認し、OKをクリックします。これで、通常のシャットダウンが行われます。

これはあくまでも『急いでいる時の例外』です。更新プログラムはパソコンを守るために必要なものですので、できるだけ早いうちにインストールしてください。
 
  A4の用紙に小さな写真をたくさん印刷したい(コンタクトシート)

パソコンに取り込んだ写真を印刷する方法の一つで、1枚の用紙に、縮小した画像を複数枚並べて印刷する「コンタクトシート」というものがあります。

まず、印刷したい写真が保存されているフォルダを開きます。この図のように、ファイル名での表示になっている場合、画像で表示されるように表示方法を変更します。
◆8は、「表示タブ」→「大アイコン」

表示サイズは、「大アイコン」がおすすめです。(スライダーをドラッグして、お好みのサイズにしても可。)
「Ctrlキー」を押しながら、印刷したい写真をクリックしていきます。(@)
(全ての写真を一度に選択したい場合は、画面左上の「整理」→「すべて選択」をクリックします。)

写真を選択してから「印刷」をクリックします。(A)
(8の場合、「共有タブ」の中に印刷のアイコンがあります)
 
「画像の印刷」画面が出ます。

・プリンター名を確認
・用紙サイズをA4に設定(用紙サイズが小さいと、コンタクトシートの印刷はできません。)
・品質は自動のままでOK
・用紙の種類を選択(ここでは普通紙にしていますが、写真専用用紙などに印刷する場合は、ここで設定します。)
印刷レイアウトの選択をします。図の部分のスクロールバーを下方向にドラッグします。
@「コンタクトシート」をクリックします。A4の用紙1枚に付き、35枚の縮小写真が印刷できます。

写真の大きさはWindowsが自動的に決定するので、大きさや枚数を変更することはできません。

A最後に「印刷」ボタンを押します。
縮小画像と、ファイル名が印刷されます。
ファイル名は、パソコンに取り込んだ時は「CIMG216.JPG」のように、デジカメが自動的に付けたアルファベットと数字の名前が付いています。必要に応じて、名前の変更(ファイルを右クリック→名前の変更)をすると、より分かりやすい一覧表になります。
 
  サブフォルダーを別ウィンドウで開く

フォルダーの中身を整理するときに、知っておくと便利な方法です。

図のような階層のフォルダーと、ファイルがあるとします。

「フォルダーB」に入っているものを、全部「フォルダーA」に移動させるとき、どのように操作していますか?

基本的な操作方法は、まず「フォルダーB」を開いて移動させたいファイルの上で右クリックをし、「切り取り」。

 
階層を1つ上がってから「フォルダーA」を開き、その中で「右クリック」→「貼り付け」。残りの2つも同じ操作を繰り返している・・・というケースが多いと思います。

少しパソコンに慣れてくるとファイルを複数選択して(1つ目のファイルは普通にクリック、2つ目以降はCtrlキーを押しながらクリック)、3つ一度に移動させることもできますね。

いずれにせよ、フォルダーを行ったり来たりしなければならず、結構面倒です。
親フォルダー(この例では"知って得するフォルダー")が同じ場合、通常はその中にあるサブフォルダーを同時に開くことはできませんが、(パソコンの設定によっては可)図のように操作することで別ウィンドウで開くことができます。

では、Bの中身をAに移動してみましょう。

フォルダーBを、Ctrlキーを押しながらダブルクリックします。
移動先の「A」も、隣に開いておきます。(閉じたままでも可能ですが、操作しやすいので。)

移動させたいファイルをまとめてぐるっと取り囲むようにドラッグすると、一度に選択することができます。
そのまま「フォルダーA」までドラッグし、マウスから指を離すと、選択していたファイルがまとめて移動します。

2つのウィンドウを並べて操作することで、フォルダー間を行ったり来たり・・の煩わしさが解消されます。特に、階層が大きく違うフォルダー間でのファイルの移動では、その便利さがよく分かります。

ここでは一度に移動する方法を例に説明しましたが、一つずつ移動する場合も、視覚的に分かりやすいですね。