Windows8に従来型のスタートボタンを復活させたい

最近、パソコンを買い替えてWindows8を使い始める方が増えてきました。まず驚かれるのは、その操作方法が今までのパソコンと大きく変わってしまったことです。

新しいスタート画面にはまた違った楽しみ方がありますが、従来のパソコンと同じようにデスクトップ画面を主に使う場合は、画面左下にあった丸い形のスタートボタンがないことに戸惑われる方が多いことと思います。

今のところ(2013年10月現在)、マイクロソフトが従来型のスタートボタンを復活させるという動きはありませんが、ソフトをインストールすることで、Windows7までのようなスタートボタンを復活させることができます。
今回はその方法をご紹介します。
Windows8の電源を入れて、最初に出てくる画面がこちらです。
マウス操作やタッチ操作(対応機種のみ)で、左右に動くのが特徴です。
動きが地下鉄のように見えることからメトロ(地下鉄)という呼び方もされています。(ここではこの画面をメトロと表現します。)

メトロ画面で「デスクトップ」というタイルをクリックすると、従来のデスクトップ画面に移動します。
しかし、Windows7まであった、画面左下の丸いスタートボタンがありません。

(2013年10月17日に導入されたWindows8.1には、四角いスタートボタンが付いています。しかし従来のようなスタートメニューではなく、メトロの画面に戻るためのボタンです。

それではスタートボタンをインストールしてみましょう。(Cでお勧めのソフトをご紹介します。)以前、Windows8.1の方はインストールを見合わせてくださいと書いていましたが、その後正式に対応されました。

Cでダウンロードのボタンをクリックした後、画面の説明に沿って進めればインストールは可能ですが、複雑な部分もあるので、手順の説明書きをご用意しました。

スタートメニュー8インストールの手順

●「開く」をクリックすると、ワードの画面が表示されます。
●何か警告が表示された場合は、「許可」「有効」などをクリックしてください。
●画面に表示したまま、あるいは印刷してご利用ください。

 
スタートボタンにはいろいろありますが、まなびの森では、無料で使えて自分好みに設定ができる、「スタートメニュー8」(IObit)をお勧めしています。(クリックすると、新しいタブでVectorのサイトが開きます。)

画面を中央付近までスクロールし、ソフト名が「Start Menu 8」になっていることを確認して「このソフトを今すぐダウンロード」ボタンをクリックします。(これ以外にもダウンロードを勧めるボタンがページ内にいくつかありますが、今回の説明とは無関係のものです。)

ダウンロードボタンをクリックした後は、Bで用意した手順の説明書きに沿って操作してください。
インストールが完了すると、デスクトップ画面左下に、スタートボタンが表示されます。そのスタートボタンを「右クリック」→「設定」の順にクリックすると、スタートメニュー8の設定画面が表示されます。

お勧めの設定はこちらです。

【一般設定】
・Windowsスタートアップ時に起動
・Metro画面をスキップ(電源を入れた後、メトロ画面を飛ばして自動的にデスクトップ画面になる)
・Metroホットコーナーを無効化(間違えて違う画面を出さないように)
・全画面で起動中のプログラムがある場合はホットキーを無効に(〃)
・WinキーでMetroに切り替え(キーボードのWindowsマークを押すと、メトロ画面に切り替わる)
【フォント設定】
・フォントサイズ→大きいフォント
・文字色→初期設定では右が白になっているので、□をクリックし、出てきた色パレットから黒を選択して■にする。
・背景色→設定の□をクリックし、出てきた画面の中のレバーを操作したり、好きな色を選んだりして、文字の見やすい色を選択する。


これで、ほぼ従来通りの使い方でスタートボタンを使うことができます。
 
  ファイルを開かずに中身を確認したい

『このフォルダーの中に目的のファイルが入っているのは分かっているんだけど、似たようなタイトルばっかりで、どれを開けばいいか分からない』
こんな時、1つ1つファイルを開いて中身を確認するのは大変ですね。

そこで、フォルダーの「プレビュー」機能を使ってみましょう。
ファイルを開くことなく、中身が見えて大変効率的です。(Windows Vista以降)

まず、目的のファイルが「フォルダーの中」に保存されていることが必要です。
デスクトップ上に直接保存してある場合は、この機能は使えません。

ここでは、探したいファイルが「まなびの森(の中の)→補助プリント(の中の)→なるほど楽しいワード」というフォルダーに入っていることを例として説明します。

Windows VistaとWindows7の場合は、次のように操作してください。(Windows8は手順Bで説明します)
初めから「プレビューウィンドウ(またはプレビューペイン)」にチェックマークが入っている場合は、すでに設定済みですのでCに進みます。

Windows8の場合は、次のように操作してください。
初めから「プレビューウィンドウ」が選択状態になっている場合は、すでに設定済みですのでCに進みます。

 
フォルダーウィンドウの右端に「プレビューウィンドウ」が表示されます。
なおWindows7のみ、図のボタンでプレビューウィンドウのON・OFFをすることができます。
@中身を確認したいファイルをクリック(ダブルクリックではない)すると、Aプレビューウィンドウにその一部が表示されます。
プレビュー画面では、中身を編集することはできません。
編集が必要な場合は、ダブルクリックをしてファイルを開きましょう。
プレビューは、WordやExcel、写真など、いろいろなファイルに対応しています。
ただし、全てのファイルがプレビューできるわけではありません。
その場合は、いつも通りファイルをダブルクリックして開き、中身を確認しましょう。
 
  マウスポインターを見やすくするには?

マウスポインターは、マウスを操作すると画面上で動きますが、初期設定のままの大きさと色ではちょっと目に入りにくい場合があります。
そのような時はパソコンの設定を変えて、自分が見やすいマウスポインターに変更してみましょう。

スタートボタンをクリックし、右側の一覧から「コントロールパネル」をクリックします。(Windows8は、キーボードのWindowsキーを押しながらXを押すと、ショートカットメニューが出るので、そこからコントロールパネルをクリックすると簡単です。下図参照。)
Windows8でのショートカットメニューの出し方

写真のような表示になっている場合は「カテゴリ」をクリックし、さらに「大きいアイコン」をクリックします。(表示方法が変わります)

「マウス」の項目を探してクリックします。

 
「ポインター」のタブをクリックします。(タブの種類や数は、パソコンのメーカーによって違います。)
@後で元に戻したい時のために、念のため最初の状態をメモしておくと良いでしょう。
Aクリックすると、様々なデザインの一覧が表示されます。
@選択肢の中から1つ選び、Aプレビューで確認します。Bデザインが気に入れば、OKをクリックします。
数秒待つと、デザインが切り替わります。(パソコンの再起動等は必要ありません。)