「ライブラリ」を使ってみよう!
 
タスクバー(画面一番下の部分)に並んでいるアイコン(ボタン)は、従来よりも大き目で操作もしやすくなっていますが、スタートボタンの近くに今までにはなかったフォルダのアイコンがありますね。これはどのように使うものなのでしょうか?

このフォルダのアイコンはエクスプローラーという機能を使うためのボタンですが、通常は最初に「ライブラリ」という画面が開くようになっています。ちょっとクリックしてみましょう。

このような画面が開き、初期設定では「ドキュメント」「ピクチャ」「ビデオ」「ミュージック」の4つのフォルダが表示されます。これらは、ユーザーのファイルの中にあるものと同じ内容のものですが、「本体」ではありません。

本体は別の場所にあって、その近道だけがここに表示されていると考えると分かりやすいと思います。

例を挙げて説明します。
デスクトップ上に「まなびの森」というフォルダがあります。これを順番に開いていってみます。

「まなびの森」→「2011年度」→「1学期Aコース」→「なるほど楽しいワード・基礎」というフォルダの中に、「日記」というWordのファイルがあります。

このWordファイルを開こうと思うと、今たどってきたフォルダを順番に開いていかなければなりませんが、ちょっと面倒ですよね。(他にもWordの機能を使った開き方もありますが、ここでは説明を省略します。)

そこで「なるほど楽しいワード・基礎」のフォルダを、「ライブラリ」に追加してみましょう。ライブラリの追加にはいくつか方法がありますが、ここでは手軽に追加できる「右クリック」での方法をお教えします。(ファイル単位では追加できないので、必ずフォルダで操作します)

追加したいフォルダを@右クリックし→Aライブラリに追加B新しいライブラリの作成と進みます。

「ライブラリ」を再び見てみましょう。
「なるほど楽しいワード・基礎」が追加されています。

ダブルクリックで開いてみると、先ほどのWordファイル(日記)が入っていますね。
いくつものフォルダを開いていく手間が省けます。

前述のとおり、「ライブラリ」に表示されているのは「本体」への近道であり、不要になれば削除してしまってもかまいません。本体はきちんと元の場所に残っています。

ライブラリを利用して、例えば常に接続している外付けのハードディスクなどに保存している写真をライブラリの「ピクチャ」に追加して、いつでも簡単に写真を見ることができるといった活用方法もあります。
 
  便利なウィンドウ操作
 
Windowsシリーズのパソコンは、発売年度によってWindows ME・Windows XP・Windows Vistaのように名前が変わり、それとともに中身が大幅に改良されてきました。2011年4月現在で最新のものはWindows7というOS(基本ソフト)が搭載されています。

Windows7になってから、それまでになかった便利な機能が追加されています。ここでは便利になったウィンドウ操作をご紹介します。

Excelを開いている画面です。ウィンドウが小さく出てきたので、画面いっぱいに広げたいと思います。

今までのウィンドウ操作では、ウィンドウ右上の「最大化ボタン」を押していました。(もしくはタイトルバーをダブルクリック)

Windows7では、タイトルバーをマウスで上方向にドラッグし、そのまま画面上部に当てると画面が最大化されます。

元の大きさに戻すときは、タイトルバーを下方向に引き戻します。(動画はこちら)

もちろん従来の方法でもOKです。

次に、2つの画面を左右に均等に並べる便利な技です。(従来のやり方はこちらです。)

例として、WordとInternet Explorerを同時に開いています。

それぞれのウィンドウのタイトルバーを画面右端・左端に向けてドラッグし、画面の端に当ててみましょう。

左右にきれいにウィンドウが並びます。何かを見ながら別の作業をする時に非常に便利です。  (動画はこちら)

画面右下に、透明な四角形があります。これは、マウスを乗せることで一時的に開いているウィンドウが透明になり、デスクトップ画面が確認できるものです。

さらにそれをクリックすることで、現在開いている全てのウィンドウを、一度に最小化することができます。もう一度押すと、元に戻ります。

図のようにたくさんのウィンドウを出してしまい、画面がゴチャゴチャしてきたら、必要なウィンドウだけを残して、その他のものを一度に最小化することもできます。

残したいウィンドウのタイトルバーを、左右に2〜3回振ってみましょう。


他のウィンドウが最小化され、振ったウィンドウだけが残り、画面がスッキリしました。
元に戻したいときは、もう一度振ります。(動画はこちら)

このようにWindows7のウィンドウ操作は、覚えておくととても便利なものがいっぱいです。ぜひ試してみてくださいね。
 
  読み方が分からない漢字を手書きで入力する
 


パソコンで文字を入力するには、まず「よみ」をキーボードから打ち込みますが、肝心の「よみ」が分からない時はどのようにすればよいのでしょうか?

ここでは、読み方の分からない漢字を手書きで入力する方法をご紹介します。


『ゝ』という文字を入力したいと思います。(ちなみのこの文字のよみは「おなじ」です。)

まず、手書きで文字を入れたい場所でカーソルが点滅しているかどうか確認しましょう。そこに文字が入ります。(この例の場合は、"こ"と入力した右隣にカーソルがあればOKです。)

@画面右下にある言語バーの中に「IMEパッド」のボタンがあればクリックします。(このボタンがない場合は項目Bへ。)

 

なお、このボタンがクリックできるのは、どこかに文字を入力できる状態の時だけです。

A「手書き」をクリックします。

項目AでIMEパッドが見当たらない場合は、@「ツール」ボタンを押します。(8の場合は、「あ」もしくは「A」の部分を右クリックし、IMEパッドをクリックします。)

Aその中の「IMEパッド」という項目にマウスポインタを合わせると、項目Aと同じ画面が出てきます。

B「手書き」をクリックします。


見本の「うかんむり」が入っている場合は、「消去」ボタンを押して消します。

@マウスを使って、文字を書きます。大体の形がとれていれば、きれいに書けなくても問題ありません。

また、書き順が違っていても大丈夫です。

パソコンが「この文字ではないですか?」という候補を挙げてきます。

クリックする前にマウスを乗せてじっとしていると、漢字の場合はその読み方が出てきます。("よみ"だけ調べたい時にも便利ですね。)

 

A目的の文字の上でクリックします。

項目@でカーソルが点滅していた場所に、選んだ文字が入力されます。

下線が付いていれば、エンターキーを押して確定します。