WORDではは日本語を入力する機会が圧倒的に多いため、立ち上げた時に自動的に日本語入力モード(言語バーが「あ」になっている)になっており、スペースキーを押した時も「全角スペース」が入るようになっています。
「半角スペース」を入れたいときには少々面倒な操作が必要になりますが、それを簡単に入力する方法をご紹介します。
なお、「全角文字」「半角文字」の違いについて知りたい方は、こちらをご覧ください。
例えば次のようなカタカナの言葉を入力した場合、単語と単語の間が全角スペースだと妙に間延びした感じになってしまいます。
「・」(中黒・なかぐろ)を使って表記する方法もよくとられますが、それを使用しないで半角スペースで表示したいということもあるでしょう。
ひらがな入力(言語バーが「あ」)の場合は、スペースキーを押すと全角スペースが入ることは先に述べたとおりです。
半角スペースを入れたいときは、キーボード左上の「半角/全角キー」を押して言語バーの表示を「A」(直接入力=半角英数)に切り変えてからスペースキーを押します。
しかしこの方法だと、キーの操作が非常に煩わしくなります。
そこで、「Shift」を押さえたまま「スペースキー」を押してみましょう。
入力モードの切り替えをすることなく、半角スペースが入ります。
これなら面倒な操作が要りませんね。
ちなみに「半角/全角キー」は、直前まで使っていた入力モードと直接入力とを切り替える働きがあります。
何かの拍子で「あ」に戻れなくなったとき、言語バーの「A」をクリックして「ひらがな」を選択するか、キーボードの「カタカナ・ひらがな・ローマ字」キーを押せばOKです。
WORDで縦書きの文書を作っているときに、思い通りに数字を入れることができずに苦労したことはありませんか?
宛名書きなどではよく漢数字を利用しますが、普通の数字を入れたいときはどのようにすればよいのでしょうか?
WORDで縦書きの文書を作りたいときは、まずツールバーの「文字方向の変更」ボタンを押します。 (2007以降は「ページレイアウトタブ」→「文字列の方向」)
"A4ノート30行75冊"という文字を入力したいと思います。
普通に入力すると、全角英数字の場合は縦向き文字が縦に、半角英数字の場合は、横向きに表示されてしまいます。
まず、文字の向きを直したい部分をドラッグして選択状態にします。
「書式」→「拡張書式」と進み、「縦中横」をクリックします。 (2007以降は「ホームタブ」→「拡張書式ボタン」)
プレビューで確認後、OKをクリックします。
「行の幅に合わせる」は、文字数が多いときは縮小されすぎて文字が判別できなくなるため、外したほうがよいでしょう。
全角・半角文字とも同じ要領で向きを直すことができますが、半角英数文字のほうが見た目がきれいになります。
挿入した写真やイラストで、「この部分がなかったらもっといいのに」ということはありませんか? その不要な部分を取り除くことを「トリミング」といいますが、画像処理ソフトを使うことなく、Word上で作業することもできます。
まず、写真の上でクリックして、「図ツールバー」を表示させます。もし出てこない場合はこちらの方法で「図」にチェックを入れます。 (2007以降は、写真をクリックすると普段は表示されていない「書式タブ」が画面上部に表示されます。その中からトリミングを選択します。)
@図ツールバーの中の「トリミング」ボタンをクリックします。
A写真の周囲にハンドル(黒い線)が現れるので、そのうちのどれかにマウスを近づけ、マウスポインタの形が変わったのを確認してから、写真内側に向かってドラッグします。 写真の外側をクリックすると、トリミングの範囲が確定されます。
写真全体を縮小してしまうと、肝心な部分まで小さくなってしまいますが(ア)、トリミングを使用すると、強調したい部分がきちんと元の大きさのまま表示できます。(イ)
WORDで文書を作成するときは、あらかじめ「ページ設定」で用紙の種類や余白の設定をしておきますが、実際に作成してみるとほんの数行だけ1ページに収まりきらなかった・・ということがあると思います。
ここでは「ページ設定」以外の方法で、簡単に1ページにまとめる方法をご紹介します。 (2010以降では、クイックアクセスツールバーに登録することで利用可能です。検索キーワードは「Word2010 1ページ分圧縮」が良いでしょう。)
作成した文書がどのように印刷されるかは「印刷プレビュー」画面で確認することができます。(印刷の失敗を防ぐためにも、習慣付けるとよいでしょう。) (2007の場合「画面左上のOfficeボタン(丸いボタン)」→「印刷」→「印刷プレビュー」) この例では、2行ほど次のページにはみ出してしまいました。このまま印刷すると見栄えが悪いばかりでなく、用紙も無駄になってしまいます。
そこで、印刷プレビュー画面にある「1ページ分圧縮」ボタンを押してみましょう。
はみ出していた部分が1ページに収まるように、自動的に調節されました。
はみ出した行数が増えると、「1ページ分圧縮」ボタンではページをまとめることができず、エラーメッセージが表示されます。
そこで「ルーラー」を使って簡単に余白を設定し直してみましょう。
ルーラーは、画面左と上部に表示されている「定規」のようなものです。
もし表示されていなければ、「表示」→「ルーラー」で画面上に出しておきます。
@1ページ目にカーソルを入れておきます。
A垂直ルーラー(画面左側)の色の境目を下方向にドラッグします。(その際、マウスポインタの形が上下矢印に変わります。)
マウスから指を離すと、どこまで1ページ目に入ったかが確認できます。
下方向へのドラッグだけでは収まりきらなかった場合や、上下の余白のバランスが悪いときなどは、垂直ルーラー上部の色の境目を、今度は上方向にドラッグします。
最後に、もう一度「印刷プレビュー」で全体を確認してから、印刷をしましょう。
Wordでの作業は、ちょっとした技で入力がもっと楽になることがあります。その中の一つをご紹介しましょう。
@の方法では、三箇所を選択状態にするために三回に分けてドラッグが必要でしたが、「Altキー」を押しながらドラッグすると、縦方向に一度に選択することが可能です。
選択できたらAltキー・マウスの左ボタンから手を離し、そのまま「太字」のボタン(B)を押します。
一行ずつ太字にするのに比べ、かなり手順が簡単になりました。
ひとつ注意しなければならないことがあります。
Aの方法で選択した場合、ボタンを一つ押すと(この場合、Bボタン)選択状態が解除されてしまいます。
図のように「太字・斜体・箇条書き」・・と複数の書式等を設定したい場合は、@の選択方法で作業をします。
これならボタンを何回押しても選択が解除されることはありません。
全ての設定が終わったら、画面上でマウスを一度クリックすれば選択状態が解除されます。