ごみ箱に捨てたファイルを元に戻すと行方不明?
 


不要になったファイルを整理しようと削除(=ごみ箱に入れる)しているうちに、うっかり必要なものまで捨ててしまって慌てたことはありませんか?

「ごみ箱を空にする」を選択するまでは、まだごみ箱の中にそのファイルは残っているので、「元に戻す」で初めにあった場所に戻ります。(参考)

しかし、削除してから時間が経過するなどしていて、元あった場所が分からない場合はどうすればいいのでしょうか?

思ってもいなかった場所に戻ると、後でそのファイルを探し回ることになります。

ここでは、そういったことを回避する便利な方法をお教えします。


これはごみ箱の中です。

うっかり必要なファイルを削除してしまいました。

元の場所に戻したいファイルの上で@右クリックし、Aプロパティを見てみましょう。

@元の場所:に書いてあるのが、そのファイルが最初にあった場所です。

ここでA元に戻すBOKとクリックすると、この場合は「マイドキュメント」に戻ります。

ところが、とても複雑な場所にこのファイルを保存していた場合など、「元の場所」そのものがどこにあるのか分からないこともあります。

そのまま「元に戻す」を選択すると、パソコンの中をくまなく探さないといけなくなり、大変です。

そんな場合は、次のようにやってみましょう。

ごみ箱が画面いっぱいに広がっていたら(最大化されていたら)、画面右上の「元に戻す(縮小)」ボタンを押し、ウィンドウのサイズを小さくします。(デスクトップ画面が見える状態にします。)

目的のファイルを、デスクトップにドラッグします。

これでごみ箱から取り出すことができました。

後は改めて自分の分かりやすいフォルダに保存しなおすだけでOKです。

新しい保存先のフォルダを開けておいて、そこにドラッグする方法が分かりやすくてお勧めです。

 
  「全角文字」と「半角文字」の違いは?
 


パソコンで文字を入力するうちに、「半角英数で入力してください」とか「フリガナは、全角カタカナで」などという指示に遭遇したことはありませんか?

これを正しく入力しないと、エラーになってしまうことが多々あります。

ここでは「全角文字」「半角文字」の違いについてご説明しましょう。


コンピュータは、元々英語圏の国で開発されたものです。

ご存知の通り、英文はA〜Zまでの26文字のみで表記することができ、それに数字と一部の記号が使えれば、十分でした。


それらの文字をコンピュータで表示させるときに、(イメージとして)一文字を横幅の狭い四角の中に一つ表示させる方法で表していました。これが現在の「半角文字」(別名1バイト文字)と呼ばれるものです。


しかし日本語に対応させる際、画数が多く複雑な形の漢字やひらがななどはこの四角の中には収まりきりませんでした。
そこで半角文字二つ分を使って表示させることにしたのです。

これが「全角文字」(別名2バイト文字)と呼ばれています。

パソコンで日本語が入力できるのは、そのためのソフト(IME)が入っているからです。(IMEにはいろいろ種類がありますが、ここでは一般的なマイクロソフト社(Windowsを作った会社)のMS-IMEで説明します。)

画面の下の方に「あ」と書かれている部分がありますね。(タスクバーに収納されている場合と、そうでない場合があります。)

文字を入力できる状態でそこをクリックすると、入力モードが表示されます。
上から順番にご説明します。

ひらがなは前述のとおり、全角文字です。

"ひらがな"と書いてありますが、漢字やカタカナもこのモードで入力します。(スペースキーや変換キーで変換できますね。)

全角カタカナは変換しなければ全部(全角の)カタカナで表示されますが、よほど長いカタカナ文を入力するのでなければ、使用する機会はほとんどないと思います。

全角英数は、インターネットのアドレス欄や、メールアドレスにはまず使えません。入力する際には、半角と間違えないように注意しましょう。

半角カタカナは、インターネットやメールなどで使用すると「文字化け」といって正しく文字が表示されない場合があります。使用は避けたほうがよいでしょう。

Wordやメモ帳など、ネット以外で使うのには問題ありません。

 

半角英数は、「ひらがな」に続いて最もよく使用するモードです。インターネットのアドレス欄やメールアドレスには現在はほとんど全てこの「半角英数」を使用します。


最後に直接入力です。

これは、キーボードの文字がそのまま『半角で』表示されます。

「KANA」が押し込まれていない状態(その@)では半角英数文字が、押し込まれている状態(そのA)では半角カタカナになります。

 
  いろいろな記号の入力のしかた
 


キーボードでの入力で「おや?これはどうすれば出てくるんだろう?」ということがあると思います。

そこで、よく質問のあるものについてまとめてみました。


記号はキーボードで「きごう」と直接入力しても出てきますが、候補が多すぎて目的のものを探すのに時間がかかります。

下の表を参考に打ち込むと、早く見つけることができます。

また出したい記号の呼び方そのものを入力することで、さらに素早く見つけることができます。(例:ほし=☆ さんかく=△ わる=÷など)

文書の作成などでよく使う記号も覚えておくと便利です。

キーボードには紛らわしい記号がいくつかありますが、特にメールアドレスやホームページアドレス(URL)を入力する際に間違いやすいものを一覧にしました。

メールアドレスやURLは、一文字でも間違うと相手にメールが届かなかったり、見たいホームページが見られなかったりするので、この5つは特に見分けが付くようにしておくとよいと思います。

 
  不要なファイルやフォルダがたまっていませんか?
 


デスクトップやマイドキュメントに、不要になったファイルやフォルダがそのままたまっていませんか?

パソコンの中に保存しておける容量には限界があります。

不要なものが増えすぎるとパソコンの動きが遅くなる原因にもなりますので、こまめに削除して、スッキリさせておきましょう。

(削除したくないファイルの整理のしかたはこちらを参照してください。)


ここでは、何かの拍子に「新しいフォルダ」を作ってしまい、そのままになっていたものを削除してみます。

中に何も入っていないアイコン(絵)の上にマウスポインタを乗せると「フォルダは空です」と表示されます。

中に何も入れる予定がなければ、このフォルダは不要ですので削除しましょう。

削除したいフォルダのアイコンの上で「右クリック」します。

出てきた項目の中から「削除」を選びます。

削除したものは、いきなりパソコンから消えてしまうのではなく、一度「ごみ箱」に入ります。

本当に削除していいか聞いてきますので、確認して「はい」をクリックします。

デスクトップにごみ箱のアイコンがあると思いますが、その中が空のときと何か一つでも削除されたものが入っている場合とでは、絵が違います。

見比べてみてください。

「ごみ箱」をダブルクリックで開くと、その中身を見ることができます。

今削除した「新しいフォルダ(2)」が入っていますね。

もしも「本当は削除したくなかったのに、間違えて削除してしまった!」という時は、この時点でしたら簡単に元に戻すことができます。

戻したいものの上で「右クリック」し、出てきた項目の中から「元に戻す」を選べばOKです。

ごみ箱に入れただけでは、まだ完全に削除されていません。

ここにどんどん溜め込んでいくと、やはりパソコンの容量を圧迫してしまいます。

ごみ箱の中身は、時々完全に空にしてしまいましょう。

左側の青い部分に「ごみ箱を空にする」という項目があります。

ここをクリックすれば、現在ごみ箱に入っているものを一度に消去することができます。

本当に削除していいかどうかを聞いてきますので、確認後「はい」をクリックします。

ここで「はい」をクリックしたら、完全にパソコンから消えてしまいますので注意が必要です。


 
  フォルダの「階層」って何?
 


フォルダを開くと、画面の上の方に上向きの緑の矢印が付いた絵が現れます。マウスを近づけると「上へ」と説明が出てきます。

試しに押してみると、一つ前の画面に戻ります。

これは「戻る」ボタンと似ていますが、違う点があります。

「戻る」ボタンは、その名のとおり「たどってきた道を戻る」操作になります。

一方「上へ」は「階層」と呼ばれるものを一つ上がる操作です。

それでは「階層」とは一体何なのでしょうか?


これは「2007夏休み」という名前のフォルダに入っている写真を呼び出したところです。(説明のため、左側はフォルダの一覧にしていますが、皆さんのパソコンでは青い帯になっていると思います。)

黄色いフォルダの絵がズラズラっと並んでいますね。

実はこの並び方には、ちゃんと意味があるのです。

まず、フォルダを大きめの封筒に置き換えて考えてみましょう。

何枚かの写真を封筒(う)に入れました。

それを封筒(い)に入れます。

さらにそれを(あ)の封筒に入れます。

このように、封筒(=フォルダ)の中にさらに別の封筒(=フォルダ)が入っていることがお分かりいただけたでしょうか?

それをふまえて、@の図のズラズラっと並んだフォルダは、イメージとしてはこんな感じになります。
フォルダの中にフォルダが。さらにその中にフォルダが・・という風になっていますね。(分かりやすくするために、他のフォルダは省略しています。)

よく見るとフォルダの左側に「+」と「−」が付いています。

「+」の方は、まだ中にフォルダが入っていることを示しています。「+」マークをクリックすると「−」に代わり、フォルダを開けた目印になります。

「+」も「−」も付いていないものにはそれ以上フォルダは入っておらず、ファイルが直に入っています。(ここでは写真がファイルに該当します。)

そしてもう一つ。@のフォルダの絵はまっすぐには並んでおらず、「My Docment」を先頭に少しずつ右にずれていっていますね。

この「ずれ」が「階層」を現しており、左にあるほど階層は上位になります。

「上へ」というボタンを押すと、このように階層を一つずつ上がっていきます。

お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、My Docmentの上の階層は「デスクトップ」になります。(デスクトップが階層の一番上)