リムーバブルメディアを自動再生させない(XPのみ)
 


最近のパソコンには、USBフラッシュメモリーや、メモリーカードなどの「リムーバブルメディア」と呼ばれるものを挿しこんだ時、その中身を自動的に読み取って次の操作を促してくれる「自動再生機能」という機能が付いています。

便利な機能ですが、時には今している作業が中断してしまい、煩わしく感じることもあります。

リムーバブルメディアの自動再生をさせたくない時は次のようにしてみましょう。


左はUSBフラッシュメモリーを、右はSDカードをパソコンに挿し込んでいるところです。(それぞれ、専用の差込口があります。)

メディアを挿し込む際、何もしなければこのような「自動再生」画面が出て、中身の検索が始まります。(中身が少ない時は検索が一瞬で終わるため、この画面が出ないこともあります。)

メディア内の検索が終わるとこのような画面が現れ、次にどのような動作をしますか?と聞いてきます。(メディアの中身によって、また、使っているパソコンによって表示される項目が違います。)

 

自動再生が必要ない時は、図のように「Shift」キーを押しながらメディアを挿入してみましょう。

パソコンがメディアを認識しているかどうかは、画面右下の通知領域に図のようなアイコンが出ているかどうかで確認できます。

 

また、自動再生しなかったメディアの中身を手動で確認したい場合はこちら(USBフラッシュメモリやカードを差し込んだのに反応がない)をご覧ください。

Windows Vistaでは、Shiftキーを押しながらメディアを挿入しても、必ずこの自動再生画面が表示されます。

 

なお「コントロールパネル」を開いて自動再生の細かい設定をすることができますが、ここでの説明は省略します。

 
  ウィンドウを一度に最小化する
 


複数のウィンドウを開いて作業をしている最中にデスクトップを表示させたい時、一つ一つ「閉じる」ボタンを押してウィンドウを閉じていては時間もかかり、大変ですね。

そこで今出ているウィンドウを一度に最小化し、デスクトップ画面にする方法を二つお教えしましょう。


キーボード左下あたりに、このようなボタンがあります。

これは「Windowsキー」といい、単独もしくは他のキーと組み合わせて使います。

このようにたくさんのウィンドウが開いていると、「閉じる」ボタンを押すのにも一苦労ですね。

「Windowsキー」と「M」を同時に押してみましょう。

するとたくさん開いていたウィンドウが一度に最小化され、タスクバーに収納されたのがお分かりだと思います。

元に戻すときは、これに「Shiftキー」を足します。

 

スタートボタンの隣に図のようなボタンがあれば、これをクリックしても、同じようにデスクトップを素早く表示することができます。(XP・Vistaの場合。7と8は、画面右下をクリックする。)

「デスクトップの表示ボタン」が出ていない場合は、タスクバーを右クリックして「プロパティ」画面を呼び出し、「クイック起動を表示する」にチェックを入れてOKボタンを押せば出てきます。

 

この「クイック起動」には、好きなアプリケーションソフトを入れることができます。

こちらを参考に、よく使うものを表示させておくと便利です。

 
  フォルダの中身をそのままツールバーにする
 


あるアプリケーションソフトを使用している途中で別のソフトを立ち上げたい時や、中身を確認したいファイルがある時など、そのソフトをとりあえず最小化しておいて、デスクトップのアイコンをダブルクリックして開いていると思います。

また「ファイル」→「開く」→「ファイルの場所を探し当ててからクリックして開く」、あるいは「挿入」→「図」→「ファイルから」→「ファイルの場所を探す」・・・・といった操作は頻繁に行いますね。しかし何回も使うファイルの場合、その都度探しに行くのはとても面倒です。

そんな時はぜひ、この方法を試してみてください。


まずデスクトップに、"よく使うものを入れる道具箱"としてフォルダを一つ作りましょう。

デスクトップ上に新しいフォルダができるので、「ツールバー」などの分かりやすい名前をつけます。(名前は自由に付けてOKです)

"道具箱"に入れておきたいアプリケーションソフトや各種ファイルを、「Ctrl」キーを押しながら"今作ったツールバーフォルダ"までドラッグします。(つまり、コピーを入れておくことになります。)必ずマウスポインタに「+」マークが付いていることを確認してください。

(元になるものの上で「右クリック」→「コピー」→「"ツールバーフォルダ"の上で右クリック」→「貼り付け」でもOKです。)

 

例としてこの"ツールバーフォルダ"には、WordやExcelなどのアプリケーションソフトとそのファイル、そしてイラストなどを入れてみました。

デスクトップにある「ツールバーフォルダ」を、画面右端(上・左でもOKです)までドラック゛します。

この時、画面から飛び出すくらいのつもりで思い切り端まで持っていくのがコツです。 端までドラッグしたらマウスから指を離します。

すると、元のフォルダはデスクトップに残り、中身が一覧となったツールバーが、ドラッグした先に表示されます。

画面を最大化してしまうとせっかくのツールバーが隠れてしまうので、「元に戻す」ボタンを押してからウィンドウの右下をドラッグし、画面の大きさを調節しましょう。

ツールバーの中身はシングルクリック(一回クリック)で開くことができます。

便利な使い方として「ドラック゛」するだけでイラストを挿入したり、メールにファイルを添付したりすることもできます。

ツールバーを消すには、ツールバー上のアイコンのないところで右クリックして、「ツールバーを閉じる」をクリックすればOKです。(元のフォルダは削除されません。)

 
  ファイル名を一度に変更する
 


パソコンに保存されているファイル名は「名前の変更」で自由に変えることができますが、たくさんのファイルがある時に一つ一つ変更するのは大変ですね。

"同じ名前で通し番号を打ったもの"(全く同じ名前のものは、同じ場所には保存不可)でも良いのであれば、一度に名前の変更をすることができます。

ここでは"旅先で撮影したデジカメ写真のファイルの名前を一度に変更する"という方法をご紹介します。


まず、名前を変更したい写真が入っているフォルダを開きます。(ここでは"北海道旅行")

実際の写真を見ながらの方が作業がしやすいので、表示方法を「縮小版」に変更しましょう。(すでに表示されている場合は、@の手順は省略。)

縮小写真が表示されました。

この例では「北海道旅行」のフォルダの中に何枚かの写真が入っています。
そのうち「函館市内」で撮影した写真だけ名前を変更したいと思います。

@一枚目の写真の上で、普通にクリックをします。

A続けて「Ctrlキー」を押しながら、二枚目・三枚目・四枚目・・・とクリックしていきます。「Ctrlキー」は、最後の写真をクリックし終わるまで、ずっと押しっぱなしにしておきます。

最後の写真をクリックしたら「Ctrlキー」から指を離します。

今選択した数枚の写真が選択状態(色が反転)になっています。選択状態になっていなければ失敗ですので、もう一度Aの手順をやり直します。

一枚目の写真の上で右クリックをし、出てきたメニューの中から「名前の変更」を選びます。

 

一枚目の写真の名前が編集できる状態になります。

.JPG」の「.」(ドット)の直前にカーソルを入れ、「Back Spaceキー」で元の名前を消します。

「.JPG」という文字列は、「拡張子」です。消してしまうと不具合が起こります。

「.JPG」の部分を誤って消してしまった場合は、新しい名前の最後に直接打ち込んだのでも大丈夫です。

ここでは「函館市内」という名前を付けてみます。

 

新しい名前を入力・確定後、「Enterキー」を押すと、一枚目の写真は「函館市内.jpg」という名前になり、二枚目以降は自動的に通し番号が振られて「函館市内(1).jpg」「函館市内(2).jpg」・・・と変わります。

一枚目から通し番号を打ちたい場合は、ダミー(身代わり)を用意して作業すればうまくいきます。

ダミーの写真は他のフォルダからコピーしてきたものでもいいですし、作業中のフォルダの中のものを一時的に利用する方法でもよいでしょう。

前者の場合は利用後削除してしまえばOKです。後者の場合は最後に単独で名前の変更を行います。

 
  郵便番号から住所を簡単に入力する
 


ハガキ専用ソフトなどには、郵便番号を入力することで自動的に住所に変換してくれる便利な機能がありますが、Windowsに標準で入っている日本語変換ソフトのIMEでも同じように入力が可能です。


これはエクセルで簡単な住所録を作っているところです。

日本語入力モード(タスクバーに「あ」と表示されている状態)で、直接住所を打ち込んでいますが、件数が多かったり、タイピングに慣れていないうちは大変な作業ですね。

@タスクバーの「般」と表示してある部分をクリックすると、図のような一覧が出てきます。

A人名・地名をクリックし、「般」が「名」に変わったことを確認します。

◆なお、7以降(ただしOffice2010以降)は、この操作をしなくても、変換候補の中から直接住所に変換することができるようになりました。

郵便番号を入力します。

ローマ字入力の場合・・・キーボード上部の数字キーでそのまま入力できます。

かな入力の場合・・・「Alt」キーを押しながら「カタカナ・ひらがな・ローマ字」キーを押下して、一時的にローマ字入力に切り替えます。

 

いずれの場合も「テンキー」があれば切り替えをしなくてもそのまま入力できますが、ノートパソコンにはほとんど付いていません。

USB接続できるものも販売されていますので、よく数字入力をされる方は、一つ購入しておくと便利だと思います。(電卓と同じ配列です。)

 

入力した箇所に、下線が付いていることを確認してください。

(下線が付いていない場合は、直接入力になっていますので「半角/全角」キーを押して日本語入力モード(あ)になっているか再度確認します。)

スペースキーもしくは変換キーを押下します。変換候補の中に、その郵便番号に対応した住所が出てきますので、選択してEnterキーで確定します。

ここまで自動的に入れば、後の入力がずい分楽になりますね。