院長 市橋 亮一 
医師(総合内科、血液内科、病理学)

 在宅医療を始めたのも、そもそも医者になったのも、高校時代に骨折した時に往診してくれる先生に出会ったことがきっかけです。当時の私は、漠然と「年をとっても価値を持ち続けることのできる人でありたい」「誰かと競争して勝つのではなく、みんなが勝つ人になれる分野で働きたい」と考えていましたが、自分の歩く道を見つけられずにいました。そんな時に、自分に仕事の在り方を見せてくださったのが先生でした。
 僕があの時にいただいた安心と喜びを、より多くの人に提供できるようなクリニックに育てていきたいと思っています。
 クリニックの理念は「希望する在宅生活を安心して送れるように支援する」です。まずは患者さん・ご家族の意思を第一に優先し、そのうえで医療的な側面からプランを作成し、やりたいことを実現させてあげられる在宅療養を患者さんに提案するようにしています。

 

<趣味>
アウトドア(バーべキュー特に好きです) /キャンプ/読書/歴史/旅行/鮎をつかまえる
<料理> 粉物はそば、うどん、ピザ、餃子、小籠包、一通り作りました
<好きな言葉>
「おもしろき事なき世をおもしろく」
「予想できる人生は、もう生きたことにしよう」
<資格>
・内科認定医
・在宅専門医
・指導医資格


副院長 土屋 邦洋 
医師(泌尿器科)

 2004年に自治医科大学卒業後、岐阜県の飛騨地方において地域医療・へき地医療に従事し、その中でプライマリケア、在宅医療にも携わってきました。その後、泌尿器科医として高齢者の排尿トラブルに対するケアや、尿路結石、膀胱がんや前立腺がんなど癌の診療も行ってきました。
 2015年4月より総合在宅医療クリニックで勤務しています。都市部での在宅医療に関してはまだ経験は浅いですが、家で過ごしたいと考える方々の思い、それを受け入れる側の思いに変わりは全くない印象を受けました。
 病(やまい)を抱えた自分自身をそのまま受け入れて生活していける場を、様々な職種のスタッフとともに提供していくことを目指しています。生きがいや楽しみを持った暮らしを出来るだけ長く継続し、そして心安らかに最期を迎えられるような生活を力強くサポートできればと考えています。

<趣味>
読書 テニス 謎解きイベントへの参加 (子育て)
<資格>
・日本プライマリ・ケア連合学会認定医 指導医
・日本医師会認定産業医


堀尾 建太
常勤医師

   準備中 


丹菊 眞理子 
常勤医師

 準備中    


吉田 康太 
非常勤医師(脳神経外科)

 脳血管障害後遺症・頸髄損傷・神経変性疾患や認知症の患者さんを担当しています。縁あって当クリニックにお世話になってから数年が過ぎました。 
 当地域の在宅医療は、少しずつではありますが発展してきており、「できること・やれること」も多様化してきています。いろいろな選択ができることはとても良いことなのですが、これから初めて在宅療養を始める患者さんやご家族にはどう選択すればいいのかわからず不安を感じられることも多いかと思います。 
 患者さんやご家族の「こんな在宅療養ならやりたい」に全力でお応えしていきたいと思います。これからも研鑽を重ね、患者様とご家族のより近い立場にたった提案者として、皆様の「かがやき」ある在宅生活をささえていきたいと思います。

<趣味>
サッカー・フットサル
<資格>
・日本脳神経外科学会専門医

 


飯田 祥子
非常勤医師

 在宅医療は自宅での療養を希望される患者さんのニーズに応えることができるように全体的、総合的に患者さんを診ることができます。これが医師としてのやりがいにつながっていますが、そのためには患者さんの生活まで目を通すことが求められます。患者さんの症状の一つ一つを見落とすことなく、熱意あるスタッフと一緒に学びながら訪問診療をしていきたいと思っています。

<趣味>
子供のサポートが楽しみ、子どもの野球とサッカーの観戦を楽しんでます。
中日ファンで夏には長良川球場へ応援に行ったりもしています。


北村 久美子
非常勤医師 (神経内科)

 認知症、脳血管障害、パーキンソン病など脳や神経の病気を主に担当しています。ここのクリニックに勤める前は、総合病院の神経内科に勤務していました。「近頃体が動かしづらくなってきた」と言う患者さんや、「介護の負担が増えて大変」と言う家族に対し薬を増やしたり、リハビリを勧めたりする以外にできることがなく「何かもっとできることがあるのではないか」という思いが少しずつ膨らんでいました。ちょうどその頃ご縁があり市橋先生と出会いました。このクリニックに勤め始め約1年が経過します。患者さんのお宅に訪問し、家での生活を自分の目で見ることで、患者さんに足りないものが薬なのか、介護力なのか、環境整備なのか、福祉サービスなのかを判断し、状況をよくする方に努力できることに医師としてのやりがいを感じています。
  体が思うように動かなくなり通院が難しくなってきた方、自分が病気であると言う自覚がなく通院を拒まれる認知症の方は、在宅医療の良い適用です。ぜひご相談ください。

<趣味>
アヒルの飼育、旅行、海外ドラマ、喫茶店でお茶すること
<資格>
・神経内科専門医
・内科認定医


西城 卓也
非常勤医師

 これまで総合診療医として幅広い疾患や背景を持つ患者さんを、病院・診療所・老健・健診センターなどで診察させて頂きました。ある日、診療の幅を少しでも広げようと当クリニックを見学したのですが、その日は生涯忘れられないほどの衝撃を受けました。そして患者さんとそのご家族の生活の場に合わせて組み込まれる包括的な医療・介護・福祉の重要性を痛感しました。
 以来、訪問診療という医療を通じて、少しでも岐阜市の皆様に貢献できたらと思い診療にあたっています。これからも地域の皆様が安心して、よりよき人生を歩めるよう、支援を心がけて診療しますのでどうぞよろしくお願いします。なおもうひとつ医学教育という専門がありますので、この在宅医療の大切さを、未来を担う後輩に伝えてゆきたいと考えています。  

<資格>
・日本プライマリ・ケア連合学会認定医・認定指導医
・厚生労働省認定臨床研修指導医
・医学博士(総合診療)
・医療者教育学修士

 

 


佐藤 浩子
非常勤医師 (皮膚科)

 皮膚科の医師として、皮膚についてのコンサルテーションや褥瘡(じょくそう)の治療などを行っています。ひとりの患者さんの問題に対して、チームで同じ方向に進んで対応できるところがこのクリニックの特徴だと思います。
 身体的な状況だけでなく、患者さんの生活にとって何が一番大事なのかを考えるような、患者さん側に立った 医療をしていきたいと思っています。そのためには病気の背景や家族に関することを考える必要があります。在宅はその背景が見やすい環境にあり、やりがいも感じます。このクリニックに来て、ケアマネージャーの資格も取得しましたので、医療面でも次のステップに向けて勉強していきたいと思っています。  

<資格>
・介護支援専門員(ケアマネジャー)
・皮膚科専門医

 

 


若林 英樹 
医療人育成アドバイザー

 専門はプライマリ・ケアと家族療法、医学教育です。名古屋大学総合診療科と岐阜大学医学教育開発研究センターにて臨床と教育を経験しました.米国サンディエゴ大学にて医療の場での家族ケアを中心に家族療法を専攻しました。 総合在宅医療クリニックにて4年間の勤務ののち,三重大学地域医療学講座講師に着任しました. 
 在宅医療では、長年におよぶ介護や、大切な人との別れなど、患者さん・ご家族の心のケアが重要な場面が少なくありません。わたしたちには、医師の視点と、心のケアの視点の両方が必要だと思っています。また、多くの専門職、研修医や学生に、総合的な    医療を学んでいただけるよう、人を育てることにも力を入れています。教育には時間とエネルギーがかかりますが、教えられることも多く、結果的に医療レベルを高く保つことにもつながっていると思います。
 「いつまでも元気でいたい」とは誰しも願うことですが、病気になっても、年老いても、安心して暮らせる地域作りに貢献できればと思っています。 

<趣味>
魚釣り。海で磯、筏、ボートが得意、志摩、若狭方面がホームグラウンド。
<資格>
・医学博士
・プライマリ・ケア認定医/指導医
・ 家族療法修士


住吉 明子
医師

 秋田生まれの秋田育ちですが、縁あって2017年8月に岐阜に転居してきました。 2003年自治医大卒業後、秋田県で内科医として地域医療に従事してきました。どこもその町唯一の小さな公立病院でしたので、科の垣根を越えて様々な疾病を経験させていただき、高齢者施設の回診や訪問診療なども含め、それぞれの病院で求められることに未熟ながらも一生懸命答えようと頑張って、今の自分の基盤ができた気がします。その後は地域の総合病院などで消化器内科医として研鑽を積ませていただきました。 岐阜市に転居し、さて今の自分に何ができるか、何がしたいかと考えた時に、大学1年生時に人生最初の地域医療実習で岐阜に来たことを思い出しました。実習先は希望ではなく大学が振り分けたものでしたので、全くの偶然です。神様に初心に戻れと言われた気がしました。 病院で勤務していると、退院後に家での療養を希望しても様々な事情で帰れない患者さんたちとたくさん出会います。病気があっても、老いても、家にいたいという希望を叶えられるよう、今までの経験も生かしてお力になれれば幸いです。     

<趣味>
温泉巡り
<資格>
・日本内科学会総合内科専門医
・日本消化器病学会専門医
・日本プライマリケア連合学会認定医
・日本医師会認定産業医


冨田 礼子
医師

 これまで糖尿病やホルモン(内分泌)の病気の診療に携わってきました。糖尿病は生活習慣病とも言われますが、生活習慣の背景には患者さん一人一人のこれまでの人生が深く関わってきます。患者さんのお話からその人生が垣間見られる度に、みんな自分の人生を精一杯、一生懸命生きているのだと実感し、尊敬の念を抱いていました。そんな患者さんの人生において、私は医師として何が出来るのだろうと自問自答してきました。 縁あって在宅診療に巡り会い、患者さんの人生を大切にしながら私ができることに一生懸命取り組む、そんな医療ができるのではないかと感じました。病を抱えていても笑顔や安心のある生活をおくることができるよう、他職種のスタッフと力を合わせてサポートしていきたいと思っています。  

<趣味>
踊ること(クラシックバレエ、フラダンスなど)、アイリッシュハープ
<資格>
・内科認定医
・日本糖尿病学会専門医
・日本内分泌学会専門医